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おむつ交換の基本を知ろう【排泄介助について解説】

排泄

おむつ交換をしたいけど、どうやってやったらいいんだろう。どんな風にやると効率よく出来るんだろうと考えた事ありませんか?

介護の現場で欠かせない「排泄介助

高齢者や身体に障害のある方々にとって、排泄は日常生活の中で最もプライベートでデリケートな部分です。

しかし、適切な排泄介助が行われることで、彼らの生活の質(QOL)は大きく向上します。

この記事では、初心者でも理解しやすいように、排泄介助の重要性や基本的な技術、心構えについて詳しく解説します。

あなたの大切な人が安心して生活できるよう、最後まで読んでいただき一緒に学んでいきましょう。

1.おむつ交換の基本: 排泄介助の重要性

排泄介助は、高齢者や介護が必要な方々の生活の質(QOL)を向上させるために非常に重要です。

適切な排泄介助は、利用者が快適に過ごせるようにサポートし、健康を維持するための基本的なケアの一部です。

  1. 生理的ニーズの充足:排泄は人間の基本的な生理的ニーズです。適切な排泄介助により、利用者の健康と快適さを保つことができます
  2. 尊厳の維持:排泄は非常にプライベートな行為です。適切な介助により、利用者の自尊心を守り、尊厳を維持することができます
  3. 自立支援:可能な限り利用者の残存機能を活用し、自立を促すことで、全体的なADL(日常生活動作)の維持・向上につながります
  4. 心理的サポート:失禁などによる羞恥心や自己嫌悪を軽減し、利用者の精神的な健康を支えます
  5. 二次的問題の予防:適切な排泄介助は、皮膚トラブルや尿路感染症などの二次的な健康問題を予防します。
  6. 介護者との信頼関係構築:デリケートな排泄介助を通じて、利用者と介護者の間に信頼関係が築かれます。
  7. 生活リズムの維持:規則的な排泄介助は、利用者の生活リズムを整え、全体的な健康状態の改善につながります。
  8. 社会参加の促進:適切な排泄管理により、利用者の外出や社会活動への参加が容易になります。
やまと
やまと

おむつ交換は人間の尊厳を一番守るものだと私は思っています。排泄物を人に見られるという事はとても恥ずかしいものです。しっかりと尊厳を守りながら介助していきましょう。

2. 高齢者の排泄における課題

高齢者は、加齢に伴い膀胱の機能が低下し、失禁しやすくなります。

失禁は自然な現象であり、介助者はそれを理解し、利用者に安心感を与えることが大切です。

  1. 身体機能の低下
    • 筋力の衰えにより、トイレまでの移動や姿勢の保持が困難になります。
    • 手先の器用さが低下し、衣服の着脱に時間がかかるようになります。
  2. 尿意・便意の感覚の鈍化
    • 神経系の機能低下により、トイレに行くタイミングを逃しやすくなります。
    • 突然の尿意や便意に対応できず、失禁のリスクが高まります。
  3. 頻尿や尿失禁
    • 膀胱の機能低下により、少量の尿でも頻繁にトイレに行く必要が生じます。
    • 尿を我慢する力が弱くなり、尿失禁が起こりやすくなります。
  4. 便秘
    • 腸の動きが鈍くなり、便秘になりやすくなります。
    • 水分摂取量の減少も便秘の原因となります。
  5. 心理的な負担
    • 失禁への不安や恥ずかしさから、外出を控えるなど社会活動が制限されることがあります。
    • 自尊心の低下につながる可能性があります。
  6. 認知機能の低下による影響
    • トイレの場所がわからなくなったり、排泄の手順を忘れたりすることがあります。
    • 適切なタイミングでトイレに行くことが難しくなります。
  7. 水分摂取量の減少
    • のどの渇きを感じにくくなり、水分摂取量が減少します
    • これにより、尿の濃縮や便秘のリスクが高まります。
  8. 介護者への依存
    • 排泄の自立が難しくなり、介護者への依存度が高まります。
    • これにより、介護者の負担も増加します。
やまと
やまと

高齢者の身体機能は日に日に落ちていきます。その方の排泄パターンや身体機能について把握する事で対応に困る事が減ります。

3. 排泄介助の基本とポイント

排泄介助の基本は、利用者の状態に応じた適切なサポートを提供することです。

例えば、利用者が自分でトイレに行ける場合は、サポートを最小限にし、自立を促します。利用者のプライバシーを尊重し、快適な環境を提供することも重要です。

  1. プライバシーの確保
    • カーテンや戸を閉め、他の人の目に触れないようにします。
    • 声かけは小声で行い、周囲に聞こえないよう配慮します。
  2. 尊厳の尊重
    • 利用者の気持ちを考え、恥ずかしさを軽減するよう心がけます。
    • 声かけを丁寧に行い、利用者の同意を得ながら介助を進めます。
  3. 安全性の確保
    • トイレやベッドサイドに手すりを設置し、転倒を防止します。
    • 移動時は利用者の状態を確認し、必要に応じて支援します。
  4. 衛生管理
    • 介助前後に手洗いや手指消毒を徹底します。
    • 使い捨て手袋を着用し、交換は適切なタイミングで行います。
  5. 自立支援
    • 利用者の残存能力を活かし、できることは自分で行ってもらいます。
    • 過剰な介助は避け、必要最小限のサポートを心がけます。
  6. 適切な排泄用品の選択
    • 利用者の状態に合わせて、適切なおむつやパッドを選びます。
    • 皮膚トラブルを防ぐため、通気性の良い製品を使用します。
  7. 排泄パターンの把握
    • 排泄チェック表を活用し、個々の排泄リズムを把握します。
    • 定期的なトイレ誘導を行い、失禁を予防します。
  8. コミュニケーション
    • 利用者の訴えに耳を傾け、不安や痛みがないか確認します。
    • 介助の内容を事前に説明し、理解を得てから実施します。
  9. 環境整備
    • トイレ内の温度や明るさを適切に調整します。
    • 必要な物品を事前に準備し、スムーズな介助を心がけます。
  10. 観察と報告
    • 排泄物の量や性状、皮膚の状態を観察します。
    • 異常がある場合は速やかに報告し、適切な対応を取ります。
やまと
やまと

排泄介助の基本をしっかりと学ぶ事で相手の尊厳も守る事が出来ます。

4. トイレとベッド上の排泄の選択

排泄の場所は、利用者の身体機能や状況に応じて選びます。トイレまで行ける場合はトイレを使用し、難しい場合はベッド上での排泄をサポートします。利用者の安全と快適さを最優先に考えましょう。

  1. 利用者の状態に応じた選択
    • トイレでの排泄を基本としますが、利用者の身体機能や認知機能に応じて適切な方法を選びます
  2. トイレでの排泄
    • メリット:
      • 人間らしい尊厳を保てます。
      • 排便がしやすくなります。
      • 運動機能の回復につながります
    • 適している利用者:
      • 自力で歩ける、または介助があれば歩ける方
      • トイレまでの短距離移動が可能な方
      • 排泄のタイミングを自身で判断できる方
  3. ポータブルトイレの使用
    • メリット:
      • ベッドの近くに設置でき、移動の負担が少ないです。
      • トイレと同様の姿勢で排泄できます。
    • 適している利用者:
      • 歩行が難しいが、介助で起き上がれる方
      • トイレに座ることができる方
      • 短距離の移動が可能な方
  4. ベッド上での排泄(差し込み式便器や尿器)
    • 適している利用者:
      • 介助があれば姿勢を変えられる方
      • トイレやポータブルトイレの使用が困難な方
  5. おむつの使用
    • 適している利用者:
      • 寝たきりの状態で、意思疎通が困難な方
      • 尿意や便意を感じにくい方
  6. 選択の際の注意点
    • 安易におむつを選択せず、できる限りトイレでの排泄を促します
    • 排泄には機能訓練としての役割があるため、利用者の持つ力を活用することが重要です
    • 夜間や外出時など、状況に応じて尿取りパッドや紙パンツを併用することも検討します
  7. 環境整備
    • トイレの場所がわかりやすいように表示や照明を工夫します
    • ベッドの向きをトイレの方向に合わせるなど、自宅環境に近づける工夫も効果的です
  8. 排泄リズムの把握
    • 排泄チェック表を活用し、個々の排泄リズムを把握します
    • リズムに合わせたトイレ誘導を行い、失敗を減らします。
やまと
やまと

排泄場所は相手の身体機能に応じて対応しましょう。基本はトイレを使用する事が望ましいですが、ベッドから起きれない事もあるのでその時はベッド上でおむつ対応をする事もあります。その時は尊厳を守りながら対応をしましょう。

5. 介助者の心構えと高齢者の尊厳

介助者は、高齢者の尊厳を守るために、配慮を持って接することが大切です。利用者が恥ずかしいと感じないように、優しく丁寧に対応し、安心感を与えることが求められます。

  1. 平常心を保つ
    • 排泄介助は高齢者にとってデリケートな場面です。介助者は冷静さを保ち、動揺を見せないようにしましょう
    • 「臭い」「重い」などのネガティブな言葉や態度は絶対に避けてください
  2. プライバシーの尊重
    • 排泄は極めてプライベートな行為です。カーテンや戸を閉め、他人の目に触れないよう配慮しましょう
    • 声かけは小声で行い、周囲に聞こえないよう気をつけます。
  3. 自尊心への配慮
    • 高齢者は介助を受けることに対して申し訳なさや恥ずかしさを感じていることが多いです
    • 優しい言葉かけと態度で、高齢者の気持ちに寄り添いましょう。
  4. 自立支援の姿勢
    • できることは自分でしてもらい、必要以上に手を出さないようにします
    • これにより、高齢者の残存機能を活かし、自立心を育むことができます。
  5. 失敗への対応
    • 排泄の失敗があっても、責めたり笑ったりせず、冷静に対応しましょう
    • 「大丈夫ですよ」「一緒に片付けましょう」など、安心感を与える言葉かけが大切です。
  6. コミュニケーションの重視
    • 介助の前には必ず声かけを行い、高齢者の同意を得てから行動します。
    • 高齢者の気持ちや体調を常に確認し、不安や痛みがないか気をつけましょう。
  7. 個別性の尊重
    • 一人ひとりの状態や好みは異なります。個々の高齢者に合わせた介助方法を心がけましょう。
    • 「いつも通りに」ではなく、その日の体調や気分に応じて柔軟に対応することが大切です。
  8. 専門知識の習得
    • 排泄介助の技術や知識を常に学び、適切なケアができるよう努めましょう。
    • 高齢者の身体機能や心理面についての理解を深めることも重要です。

6. 排泄ケアの技術と知識

排泄ケアには、基本的な技術と知識が必要です。例えば、適切なおむつの交換方法や、利用者の体位を安全に変える方法などを学び、実践することが大切です。

  1. 排泄のメカニズムの理解
    • 排尿・排便の生理学的な仕組みを知ることが基本です。
    • 加齢による身体機能の変化が排泄にどう影響するかを理解しましょう
  2. アセスメント能力
    • 利用者の排泄パターンや習慣を観察し、記録します。
    • 排泄物の量、性状、頻度などを適切に評価する能力が必要です
  3. 適切な排泄用品の選択と使用
    • おむつ、パッド、尿器など、状況に応じた用品を選びます。
    • 正しい装着方法や交換のタイミングを習得しましょう。
  4. トイレ誘導の技術
    • 安全な移動介助の方法を学びます。
    • 適切なタイミングでの声かけや誘導が重要です
  5. 清潔保持の技術
    • 陰部洗浄や皮膚ケアの方法を習得します。
    • 感染予防のための衛生管理も重要です。
  6. コミュニケーション能力
    • 利用者の羞恥心に配慮した声かけや対応を学びます
    • 非言語コミュニケーションの重要性も理解しましょう。
  7. 環境整備の知識
    • トイレの温度、照明、手すりの設置など、適切な環境づくりを学びます。
  8. 医学的知識
    • 排泄に関連する疾患や薬の影響について基本的な知識を持ちます。
    • 異常を発見した際の適切な報告方法を学びます
  9. 自立支援の視点
    • 残存機能を活かし、できる限り自立を促す技術を習得します。
    • 過剰介助を避け、適切な支援レベルを見極める能力が必要です
  10. 記録と情報共有の技術
    • 排泄状況を正確に記録し、他のスタッフと情報を共有する方法を学びます。
やまと
やまと

排泄の技術と知識を得る事で尊厳を守る事はもちろんですが、自分や相手の負担を減らす事にも繋がります。研修などで技術や知識を身に付けましょう。

7. 介護施設での排泄ケアの実践

介護施設では、利用者一人ひとりのニーズに応じた排泄ケアを提供します。プライバシーを守り、利用者が安心して排泄できる環境を整えることが重要です。

  1. 個別ケアプランの作成
    • 入所時に利用者ごとの排泄パターンや習慣を把握します。
    • 身体機能や認知機能に応じた個別のケアプランを作成します。
  2. 排泄チェック表の活用
    • 排泄の時間、量、性状を記録する排泄チェック表を使用します。
    • これにより、個々の排泄リズムを把握し、適切なタイミングでのケアが可能になります。
  3. 定時誘導と個別対応の組み合わせ
    • 基本的な定時誘導スケジュールを設定しつつ、個々の排泄リズムに合わせた誘導も行います。
    • 尿意・便意のサインを見逃さないよう、常に観察することが重要です。
  4. 適切な排泄用品の選択
    • 利用者の状態に合わせて、おむつ、パッド、ポータブルトイレなどを選択します。
    • 皮膚トラブルを防ぐため、通気性の良い製品を使用します。
  5. 環境整備
    • トイレの場所を分かりやすく表示します。
    • 手すりの設置や滑り止めマットの使用など、安全面に配慮します。
    • プライバシーを守るため、カーテンや仕切りを適切に使用します。
  6. 自立支援の実践
    • できることは自分でしてもらい、必要最小限の介助を心がけます。
    • 残存機能を活かすため、リハビリテーションとの連携も重要です。
  7. 清潔保持
    • 排泄後の清拭や陰部洗浄を丁寧に行います。
    • 感染予防のため、手洗いや手袋の使用を徹底します。
  8. コミュニケーションの重視
    • 羞恥心に配慮し、優しい言葉かけを心がけます。
    • 排泄の状況や体調の変化について、利用者とのコミュニケーションを大切にします。
  9. 多職種連携
    • 看護師、介護士、栄養士など、多職種で情報を共有し、総合的なケアを行います。
    • 必要に応じて、医師の指示を仰ぎます。
  10. スタッフ教育の実施
    • 排泄ケアの技術や知識について、定期的な研修を行います。
    • 新しい介護用品や技術についての情報共有も重要です。

8. おむつの選び方と使用法

おむつの選び方は、利用者の肌の状態や排泄の頻度に応じて選びます。正しいサイズと吸収力を持つおむつを選び、適切に使用することで、利用者の快適さを保ちます。

  1. おむつの種類
    • パンツタイプ:下着のように履くタイプ。自立度が比較的高い方に適しています。
    • テープタイプ:広げて装着し、テープで固定するタイプ。寝たきりの方や介助が必要な方に適しています。
  2. 選び方のポイント
    • 利用者の自立度:歩行可能か、寝たきりかで選びます。
    • 吸収量:排尿量や交換頻度に応じて選択します。
    • サイズ:体型に合ったサイズを選びます。きつすぎず、緩すぎないものが適切です。
  3. 尿取りパッドの併用
    • おむつの中に尿取りパッドを併用することで、吸収量を増やし、交換の手間を減らせます。
    • パッドの吸収量は、商品名の番号で示されていることが多いです(例:1回分、2回分など)
  4. 使用法
    • パンツタイプ:
      1. 通常の下着と同じように履かせます。
      2. ウエストや足回りがフィットしているか確認します。
    • テープタイプ:
      1. おむつを広げ、利用者の腰の下に敷きます。
      2. 前側を持ち上げ、お腹にフィットさせます。
      3. テープをしっかりと留めます。このとき、きつすぎないよう注意します。
  5. 交換のタイミング
    • 定期的に確認し、排泄があった場合や湿っている場合は交換します。
    • 通常、2〜3時間ごとの確認が目安です。
  6. 注意点
    • 皮膚のケアに配慮し、交換時に清拭を行います
    • おむつかぶれを防ぐため、こまめな交換と通気性の確保が重要です。
    • 尿取りパッドを何枚も重ねることは避けましょう。吸収量は増えず、モレの原因になります
  7. おむつ交換の手順
    1. 防水シートを腰の下に敷きます。
    2. 横向きになってもらい、おむつを外します。
    3. 陰部を清拭します。
    4. 新しいおむつを腰にあてます。
    5. 仰向けになってもらい、おむつを装着します。
やまと
やまと

相手に合ったおむつを選ぶことで皮膚トラブルを避ける事にも繋がります。サイズや尿量に合わせた物を選びましょう。

9. 排泄ケアの心理的側面

排泄介助は、利用者にとってセンシティブなケアです。心理的な配慮を持ち、利用者が安心して排泄できるように、優しく接することが大切です。

  1. 羞恥心への配慮
    • 排泄は非常にプライベートな行為であり、他人の介助を受けることに強い羞恥心を感じます。
    • カーテンや仕切りを使用し、不必要な露出を避けることが重要です。
    • 小さな声で説明し、周囲に聞こえないよう配慮します。
  2. 自尊心の維持
    • 排泄の自立は自尊心と深く結びついています。
    • できる部分は自分で行ってもらい、残存機能を活かすことで自尊心を守ります。
    • 「ありがとうございます」「お疲れ様でした」など、感謝とねぎらいの言葉をかけることで敬意を示します。
  3. 不安や恐怖への対応
    • 排泄の失敗への不安や、転倒の恐怖を感じている場合があります。
    • 安全な環境を整え、丁寧な説明を行うことで不安を軽減します。
    • 失敗した際も責めたり笑ったりせず、冷静に対応することが大切です。
  4. コミュニケーションの重要性
    • 排泄ケアの前後や最中に、利用者の気持ちを確認することが重要です。
    • 「大丈夫ですか?」「痛みはありませんか?」など、こまめな声かけを行います。
    • 非言語コミュニケーション(表情や仕草)にも注意を払います。
  5. プライバシーの尊重
    • 排泄に関する情報は極めてプライベートなものです。
    • 他の利用者や職員に聞こえるような場所での会話は避けます。
    • 記録等の取り扱いにも十分注意を払います。
  6. 自己決定の尊重
    • 可能な限り、利用者自身に排泄方法や時間を選択してもらいます。
    • 「トイレに行きますか?」「おむつを交換しましょうか?」など、選択肢を提示します。
  7. 心理的負担の軽減
    • 排泄の失敗を過度に気にしている場合、「誰にでもあることです」と安心させます。
    • ユーモアを交えた対応も時に効果的ですが、相手の反応を見ながら慎重に行います。
  8. 介助者自身の心理的準備
    • 介助者も羞恥心や抵抗感を感じることがあります。
    • 専門的な知識と技術を身につけ、自信を持って対応することが大切です。
やまと
やまと

相手は排泄物をみられるという心理的に恥ずかしい想いをしています。プライバシーに配慮してカーテンを閉めたり十分な声掛けを行う事で心理的な負担を減らす事が出来ます。

10. 排泄ケアにおける法的配慮

排泄ケアにおいては、高齢者虐待防止法などの法的な側面も考慮する必要があります。適切なケアを提供し、問題があれば速やかに報告する義務があります。法令を遵守し、利用者の権利を守ることが求められます。

  1. プライバシーの保護
    • 個人情報保護法に基づき、排泄に関する情報は厳重に管理する必要があります。
    • 排泄ケアの記録や情報共有は、必要最小限の範囲内で行います。
    • 他の利用者や部外者に排泄の状況が見えたり聞こえたりしないよう、環境を整えます。
  2. 高齢者虐待防止法の遵守
    • 不適切な排泄ケアは虐待に該当する可能性があります。
    • 例えば、必要以上に長時間おむつを交換しないことや、粗雑な扱いは虐待とみなされる可能性があります。
    • 常に利用者の尊厳を守り、丁寧なケアを心がけます。
  3. インフォームド・コンセント
    • 排泄ケアの方法や使用する用品について、利用者や家族に十分な説明を行い、同意を得る必要があります。
    • 認知症などで本人の意思確認が難しい場合は、家族や後見人と相談します。
  4. 身体拘束の禁止
    • おむつ交換や排泄介助のために、不必要に身体を拘束することは禁止されています。
    • 転倒防止などの理由でも、安易に拘束を行わず、代替方法を検討します。
  5. 感染症対策
    • 感染症法に基づき、適切な感染予防対策を講じる必要があります。
    • 手洗い、手袋の使用、使用済みおむつの適切な処理などを徹底します。
  6. 記録の義務
    • 介護保険法に基づき、排泄ケアの内容や状況を適切に記録し、保管する義務があります。
    • 記録は客観的かつ正確に行い、必要に応じて閲覧できるよう管理します。
  7. 職員の教育義務
    • 施設管理者には、職員に対して適切な排泄ケアの方法や法的配慮について教育を行う義務があります。
    • 定期的な研修や勉強会を通じて、最新の知識や技術を学ぶ機会を設けます。
  8. 事故報告の義務
    • 排泄ケア中の転倒や皮膚トラブルなど、重大な事故が発生した場合は、速やかに報告する義務があります。
    • 事故の原因分析と再発防止策の検討も必要です。
やまと
やまと

排泄ケアは一歩間違えると虐待に繋がります。法的な知識についても学ぶ事で防ぐことが出来ます。学んだ知識を活かして虐待にならないよう心がけましょう。

まとめ

今回はおむつ交換の基本について解説しました。

排泄ケアは、高齢者介護において最も基本的かつ重要な分野の一つです。適切な排泄ケアは、利用者の尊厳を守り、生活の質(QOL)を向上させる鍵となります。

まず、排泄介助の重要性を理解することから始まります。高齢者の身体機能の変化や排泄における課題を把握し、個々のニーズに合わせたケアを提供することが大切です。

トイレでの排泄を基本としつつ、必要に応じておむつやポータブルトイレなどの適切な排泄方法を選択します。介助者は、利用者の心理面に十分配慮する必要があります。羞恥心や不安を和らげるため、プライバシーの保護や丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。

また、自立支援の視点を持ち、できる限り利用者の残存機能を活かすことも重要です。排泄ケアの技術と知識を習得することも欠かせません。適切なアセスメント、おむつの選び方や使用法、清潔保持の方法など、幅広い知識が求められます。

介護施設では、個別ケアプランの作成や多職種連携、環境整備などを通じて、より質の高いケアを実践します。さらに、排泄ケアには法的な配慮も必要です。プライバシーの保護、高齢者虐待防止法の遵守、インフォームド・コンセントの取得など、様々な法的側面に注意を払う必要があります。

最後に、排泄ケアは単なる身体的な介助ではなく、利用者の尊厳を守り、心理的な安心感を提供する重要な役割を担っています。

常に利用者の立場に立ち、個々のニーズに合わせた丁寧なケアを心がけることが、質の高い排泄ケアの基本となります。

以上、参考になれば嬉しいです。

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